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製品名 | Xpriori |
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稼動環境 | 【対応OS】 Windows、Solaris、Red Hat Linux、AIX 【アプリケーション・インターフェース】 Java、COM、C++、HTTP |
価格 | 無償 |
出荷時期 | Linux版のみ出荷済、それ以外は、2004年6月以降に順次出荷 |
URL | https://www.xmldb.jp/ |
「Xpriori(エクスプリオリ)」は、ネイティブXMLデータベース「NeoCoreXMS(XML Management System)3.0」の無償版だ。ここでは、NeoCoreXMS(以下、NeoCore)の概要と、新バージョン3.0で行われた機能強化のポイント、XprioriとNeoCoreの違いについて説明する。
Xprioriは、NeoCoreの新バージョン3.0の無償版である。後述する制限事項が存在する以外は、NeoCoreと同等の機能を備えている。そこで、まずはNeoCoreの概要から説明していこう。
NeoCoreは、スキーマ定義を持たないXMLデータの格納/検索が可能なネイティブXMLデータベース。整形式(well-formed)のXMLデータでありさえすれば扱うことができ、DTDやXML Schemaなどによるスキーマ定義を用意する必要はない。そのため、異なるフォーマットで格納されたデータを扱わなければならず、画一的なスキーマ定義が難しいといった案件に適用することが可能である。また、これを使えば、データベースの要件が固まらないためにアプリケーション開発に着手できないといった問題を回避することができる。
NeoCoreのもう1つの特徴は、格納されたデータ量にはほとんど依存しない高速検索を実現している点だ。
一般に、XMLデータベースでは、XMLデータに対してインデックスを付加することで、検索パフォーマンスを向上させることができる。ただし、すべての要素に対してインデックスを設定すると、大量のデータを格納した場合に、かえってパフォーマンスが悪くなってしまうことがある。このトレードオフを解消できるようにインデックス設計を行うのは、困難な作業だ。
一方、NeoCoreでは、格納されたXMLデータのすべての要素に対して、自動的にインデックスが定義される。そして、DPP(Digital Pattern Processing)と呼ばれる独自のインデックス検索技術(パターン認識技術)を用いることにより、上述した大量のデータを格納した際の問題を解決している。
同技術を用いれば、各XML要素に対応して生成されたパターン(インデックス)の数がどれだけ多くなろうとも、ほぼ同じ時間(かつ短時間)でデータを取り出すことが可能だという。それにより、格納データ量に依存しない検索処理速度を実現しているのだ。また、自動的にインデックスが付加されるので、インデックス設計という作業は、もちろん発生しない。
続いて、NeoCoreのバージョン3.0で追加された新機能について見てみよう。主な強化ポイントは、以下の3つである。
Xprioriは、非商用/個人利用に限り、https://www.xmldb.jp/より、無償で入手できる(ちなみに、同サイトは、今後開発者向けサイトとして運用される予定だ)。そのほかの制限事項は、以下に示すとおりである。
Xprioriのコンソール
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