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次にドキュメント制作よりのソリューションとして,株式会社プロフィールドが開発・販売を行なうProDIXを紹介しよう。ProDIXはAdobe InDesignのプラグインとして機能するXML組版エンジンであり,あらかじめフォントやスタイル情報などの「XMLスタイリングセット」を設定しておくことにより,データベースのXMLデータをもとに自動組版のワークフローを構築できるツールである。
Adobe InDesignに関しては,本誌でも特集を組んだことがあるのでご存知の向きも多いと思うが,高品質な日本語組版を可能にするプロフェッショナルパブリッシングソフトである。日本語特有の箱組組版へ完全対応していることに加え,縦中横/割注/ルビといった特殊なレイアウトも難なくこなすポテンシャルを秘めている。またアドビシステムズには,俗に「DTP三種の神器」と呼ばれるもののうちの2つ,IllustratorとPhotoshopがあるため,それらと高い互換性を提供したり,同じようなユーザインターフェイスを兼ね備えたInDesignに対する評価は高い。
また製品全体がオブジェクト指向で設計されており,プラグインを容易に追加出来るのでカスタマイズの範囲が広いことも特徴の一つだ。加えて,XMLにも柔軟な取り組みを見せており,段落スタイルをキーとしてXMLの世界との橋渡しを実現している。
ProDIXはそれらの点をなんら損なわず,より一層機能強化できる優れたツールだ。InDesignの足りない部分を上手に補完し,絶妙のコンビネーションを見せている。概観するとProDIXには以下のような特徴がある。
XMLをInDesignに読み込んだ際にどのようなスタイル付けするかについて,柔軟な処理をすることができる。これまでのXMLタグと段落スタイルの固定化されたマッピングだけでなく,フレームのサイズに合わせてフォントの大きさを変えたりするなど,動的な振る舞いにも対応している。
一度行なったスタイル設定はテンプレートとして保存することができ,あらゆる構造のレイアウトを設定することにより,効率的な編集作業が実現できる。
組版指示機能では,要素単位のソート処理やページ指定,テンプレートの処理などを一括して指示することができ,動的な自動組版のワークフローを構築することが可能だ。
InDesign標準機能ではサポートされていない表組みのXML入出力をProDIXは実現している。XMLデータから自動で表作成することができ,表セルの結合や自動見出し生成などの面倒な作業を自動的に行なうことができる。
XMLのファイル単位で保存や変更を行なうことができるので,いちいちドキュメント全体の入出力を行なう必要が無い今年はじめにInDesignが2.0からCSという名称の統合されたバージョンになったのに応じて,ProDIXも3.0にバージョンアップし,機能の拡充が図られている。さらに,ProDIXにはPFX-Editorという姉妹製品もあり,使い慣れた表形式でのXML構築ができるような環境も用意されている。
さて,前述のようなInDesignとProDIXの製品思想を考えると,それらの製品で扱うデータを格納するデータベースはおのずと限られてくることになる。せっかく柔軟なXMLのワークフローがアプリケーションレベルで実現されていても,データベース側で情報が固定化されてしまうのであれば足かせとなり,ワンソースマルチユースのメリットを生かしきることができない。
そこでNeoCoreである。InDesignが吐き出すXMLをストレス無く飲み込み,格納してくれる。例えスキーマに沿っていない要素が追加された場合にも,そこで処理を止めることなくとりあえず格納してくれる懐の深さがある。(図2 参照)
図2:XMLDB - ProDIXのメリット
ProDIXとNeoCoreが連動した場合のメリットについて以下に記述する。
XMLファイル単位・フォルダ単位でファイルシステムとして管理する必要が無い。データ管理は管理ツールで行うことができ,PFX-Editorなどをインターフェイスとした管理画面が提供される。
XMLファイル単位でデータを選択する場合,データの検索・選択をファイル名・フォルダ名をベースに行う必要がある。NeoCoreと連携することで,データベースに対して柔軟な検索・データ選択を行うことができる。
スタイリング設定・組版設定もNeoCoreに格納し管理することで,スタイルのインポート・エクスポートの必要がなく,ネットワーク上の全ユーザで共有することができる。
このように,ProDIXを仲介役としてNeoCoreとInDesignを組み合わせる時,これまでとは次元の違う真のデータベースパブリッシングを実現することができる。
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