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NeoCore XMS は、データの管理を行うXMS サーバ(NeoServer)を提供する。クライアントとは、HTTP による通信を行う。図9 に、NeoCore XMS にアクセスするクライアントも含めた構成の概略を示す。
図9:NeoCore XMS のアーキテクチャ
XMS サーバは、XML ドキュメントを格納・管理するXMS コア、データベースに関わるコマンド処理、外部からのデータと指示の送受信のための HTTP サーバからなる。
(1)XMS コア
■ DPP (Digital Pattern Processing)
パターンマッチングに基づくデータ探索エンジンを提供する(詳細は後述)。
■ XML リポジトリ
XML ドキュメントを保持する。
(2)コマンド処理
■データベース操作
XML ドキュメントを格納しているデータベースに対して、XML ドキュメントの格納、検索、更新、削除といった基本操作を提供する。XML ドキュメントの検索には、XQuery を利用する。
■データベース管理
XML ドキュメントを格納しているデータベース自体を管理するための操作を提供する。データベースの作成、コンフィギュレーション、アクセス制御(ACL)、などが行える。
(3)HTTP サーバ
HTTP プロトコルを用いて、外部からコマンドの受信と結果の応答を行う。
■管理コンソール(XMS コンソール)
Web ブラウザからサーバの各種設定、データベースに対する基本操作(検索、更新、削除)を可能にする。
■サーバサイド JVM
サーバサイドJVM が用意されており、アーキテクチャとしてはサーバ側の機能拡張が可能であるが、現在は、XSLT の機能を実現するために、XALAN を動作させているだけで、ユーザの自由な拡張は許していない。
(4)管理用ユーティリティ(NeoXMLUtils)
データベースの生成、削除、設定の更新、などデータベース管理を行うためのツール。サーバマシン上のコマンドラインからのインタフェースのみ提供している。
クライアントとしては、Web ブラウザ、XMLSPY のプラグイン(オプション)、ユーザアプリケーションのためのクライアント API を提供している。
■ Web ブラウザ
標準的なWeb ブラウザから、XMS コンソールを介してデータベースを操作できる。
■ユーザアプリケーション
ユーザアプリケーションからクライアントAPI を使って、データベースを操作できる。
■ XMLSPY
NeoCore サーバへのアクセス用のプラグインを組み込むことによって、XMLSPY のGUI を用いて、XMS リポジトリ中の XML ドキュメントにアクセスすることができる。
現在、XMS サーバを直接拡張することは許されていないので、サーバサイドアプリケーションを構築する場合は、アプリケーションサーバ上のEJB やServlet などからクライアントAPI を呼び出すプログラムを作成する。
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